生まれては消え去る保守政党、その原因より学ぶべし

自称保守政党日本のこころは、自民党との合併を発表しました。
これは、『自由民主党を右から支える』
などと言っていた政党にとっては自然な流れだったのでしょう。
 
自由民主党は、本来「保守」の政党でも何でもありませんでした。
対抗勢力の社会党共産党があまりにも左傾化していたので、
消去法的に支持されていただけの事であり、
時と場合によっては、民社党共産党の方がはるかに「右」と言う場合すら見受けられました。
 
解りやすい例としては、北方領土問題が挙げられます。
 
日本共産党は、未だに北方領土の「全て」を日本固有の領土と説明しております。
 
自民党は簡単に四島以外を放棄し、今や四島すら守ろうとしていない訳ですが。
面積二等分論だの、二島先行返還だのと北方領土問題をもてあそんでるとしか思えません。
 
このような自称の「保守」に過度な期待をして、そんな政党を「支える」と言った時点で、
日本のこころや、たちあがれ日本の命脈は尽きていたのです。
 
これからの保守政党は、それらの失敗から学ばねばなりません。
 
まず、どこを支持層にするべきなのかしっかり踏まえなければなりません
自民党系の保守層」は強力な味方になどなりません。
 
対決するような場合が来れば平然と裏切っていく事でしょう。
これでは移民推進政策や、グローバリズム政策推進を阻止できません。
 
かといって、共産党などの確固とした左翼を支持層に加えるのも無理があります
彼らは日本第一党も、自民党も等しく乱暴に「敵」と見なしているのですから。
 
そうなると、日本第一党が味方につけるべきは無党派層となります。
それに加えて、右からリベラル辺りまでも味方につけるべきです。
 
世代的には三十代から四十代。
バブルの崩壊から何らの恩恵を受ける事なく放置されている世代にフォーカスを当てましょう。
 
そして、有権者の半数は女性です。
女性に嫌われる政策ではなく、女性にも受け入れられる政策を訴えましょう。
その点で、日本会議など「自称保守」が考える「家族観」は、時代錯誤でしかありません。
新しい家族観を積極的に推奨する必要もありませんが、頭ごなしに否定する必要も無いのです。
 
繰り返しますが、一番大事なのは女性に支持される政策です。
女性には子供も居ります。
夫も父母も居ります。
女性を味方につけられれば、その家族を味方につけたも同然であると指摘させていただきます。
 
日本第一党の更なる躍進に期待を致します。
 
誠眞政治政策研究会 玉川 晃嗣